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納豆、Web、雑記など

経験者が語る「身内でも他人」という考えのパワーと、気にしてほしい点

先日、このような記事がホッテントリしました。

リンク:夫婦関係を円満に続けていく秘訣を描いた漫画に「これ大事」「人間関係全てに使える」 - Togetterまとめ

このまとめやはてなブックマークも読みましたが、おおむねその通りだと思います。身内といった近い人には何かと要求や期待が強くなりがちになり、「〇〇ならこうするべきだ」という風になっている人をよく見かけます。

そういった意味で、パートナーや親・子供など近い人に対して他人(=ひとりの人間)として距離を意識的にとることは、呪いに近いこの手の考えから解放されるのには有効です。

というのも、わたし自身も昔いろいろ考えた結果、この考えを見つけた経緯があるのです。

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経緯と効果

わたしがこの考えにたどりり着いたのは10年か20年以上の古い昔。当時は親などといった近い人に対する期待値が強い、前述のように「〇〇ならこうするべきだ」という風な人間でした。

同時に、人の心理や感情に興味があったわたしは、周りを見ても同じような問題が多く観察されたこともあり、この問題についてもよく考えていました。

そこで出た一つの解答が、先ほどと同じ「身内であっても他人」です。

この考え方はすごく効果があります。それまで「〇〇ならこうするべきだ」と期待していた相手に対し、そういったモヤモヤ・イライラから解放されます。

また一個人の人間として適度な距離で周りと付き合えるので、見えなかった部分や分からなかった部分も見えてきます。ニュートラル(中立的)の立場から見ることで理解できなかったところが理解できるようになるのです。

そこまでいかなくても、相手に対するイライラやストレスはかなり軽減するので、喧嘩やいざこざが無くなり、ストレスが減少した生活を送ることができます。

ただ、経験者として気にしてほしい点が2点あります。

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1,「身内でも他人」というパワーワード

1つは「こういった思考や考え方は、時間が経てば、気がつかないうちに変わっている場合がある」というものです。

これは「身内でも他人なので、人間として尊重する」としていた考えがもともとだったのですが、これを長い時間何回も繰り返して実践していくうちに「身内でも他人」だけになり「人として尊重する」が抜け落ちることがあるのです。つまり身内や周りに他人行儀になり、いつのまにか距離がひらき過ぎていることがあるのです。
これはカタチがない心や考えではよくあることで、自分でも気がつかないうちに変化しているためです。気が付きにくいだけに非常にやっかいでもあります。

特に「身内でも他人」というワードには強い個性があります。それに引っ張られる形で、肝心要の「人として尊重する」が隠れてしまうのです。これは、この記事がこれだけ注目を集めている点でも、パワーワードだということがうかがえます

前途にも書いていますがこの考え方は一種強力に働きますが、強すぎるワードは肝心な部分を曇らす可能性を秘めています。わたしの場合、わたし自身の失敗から「身内でも他人」というよりは「妻(夫、親、子)である前に一人の人間」として「尊重」するように心がけています*1

2,それだけで終わるのは、もったいない

あともう1つは、効果がある分、このワードの効果だけを受けて終わりにしてしまうことがあります。

この言葉のように考えると、ある程度のイライラやモヤモヤは落ち着き、冷静に相手との関係を築けることも可能です。

なので、これで終わりにしてしまうことがあるのです。波風がたたなくなるから気にしなくなるのですね。

とても平穏無事に過ごせるようになるのですが、これはこれで実質、問題を先送りにしている場合もあります(もちろん、それのほうが良い結果になる場合も多くあるのですけど)。

ですが、これで終わらすのはもったい、というのが今さらながら思う感想です。

このワードによってイライラやモヤモヤは軽減され、ある程度冷静に考えられるようになります。こんな状態でこそ、そのイライラやモヤモヤしていた問題を、冷静に考え、判断することができるのです

漫画にも書かれているように、相手が妻(夫)だから〇〇を要求する権利があるという考えは大変危険です。

ですが、この考えはどこから来たのでしょうか?

自身の家庭環境でしょうか? 友人知人でしょうか? 学校や会社? それとも日本という社会や文化・歴史などの影響でしょうか?

このような問題を冷静な心理状態で観察・考察すること。それによって自分でも気がつかなかった問題が見えてくることもあります

これも一つのキッカケです。なので、ただこれで終わりにするのは非常にもったいない!という話です。


このまとめの元であるツイート主の漫画でも沢山 有り過ぎてまとめられないと書いた上での、そのうちの1個です。

その言葉自体にパワーがありすぎで、ひとり歩きしてる感じが気になり、経験者として今回の記事を書きました。

ご参考になれば、幸いです。

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*1:こういうのは個人の考えや性質が色濃く反映されますので、私の場合ではこういう風になっただけで、全ての人にあてはまる訳ではありません。